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20110323

【コメント】

サステナブルデザイン国際会議



東北地方太平洋沖地震に被災された皆様の悲しみを深く共有し、お見舞いを申し上げます.

本大学の姉妹校である東北芸術工科大学にて、2月26日~27日にかけて「第5回サステナブルデザイン国際会議 Destination 2010-2022」が開催されました.
これはサステナブルな社会を築く為に、デザインという概念を広く捉えて、物事の根本から考え直そうという主旨の会議で、毎回多彩なゲストを迎えてワークショップ形式の深い議論がなされています.

サステナブルデザイン国際会議

今回山形で開催するにあたり、プロダクトデザイン学科の学科長である植松先生も実行委員として会議のプログラムを作成し、また会議当日には分科会のファシリテーターとして活躍されました.

テレビの取材を受ける植松学科長

会議ではデザインが、単にモノの色柄形だけを決定するものではなく、社会のあり方を考えていく手段である、としてテーマごとに様々な議論がなされました.
今、山形も被災地に近い都市として、罹災をしながらも復興の足がかりとして活動をしています.
会議で話し合われた内容を、いかに実行に移せるかデザイナーも試されているような気がしてなりません.
デザイナーがすべきこと、他のプロに任せるべき事、協働して行うべき事、色々と問題は山積していますが、ひとつひとつ出来ることから実行していく必要があるでしょう.

(教員/北條)

20101119

【コメント】

サステナブルデザイン・・・・“ゆりかごからゆりかごへ” 人と環境への配慮・・・このコンセプトが新たなモノ創りの要諦に。~その1~【植松豊行】



宇宙が生成して137億年、地球が誕生して47億年。
その長い時間軸から見れば、人類が生まれ、そして文明生活をおくれるようになった、
いわゆる「人間圏」ができたこの1万年は、極めて短い時間に過ぎません。
しかし、この「短時間」の中で、私たちは、
地球の時間を驚くべきスピードで且つ加速しながら資源を浪費し、
地球環境を大きく破壊し、生態系にかつてない変化を加えています。

約3000万とも言われる地球上の生物種のうち、
現在年間約4万種が絶滅していると推測されています。
我々の産業活動や生活スタイルは、豊かさをもたらした一方で、
確実に、人類が現在のような文明生活をおくることができる「残り時間」
を短くしていることに、私たち自身が気づかなければなりません。

人の叡智を総動員し、地球というシステムと調和した
「人間圏」はいかにあるべきか、具体策を講じていくことが必要です。
少しでも地球の「残り時間」の減少を緩やかにするよう、社会を挙げて取り組むこと。
それが、今を生きる私たちの未来への責任と考えます。
かけがえのない地球を子どもや孫たちの世代に引き継ぐために、人類は力を合わせなければなりません。

これらへの対応として、主要国による公平かつ実効性ある
国際的枠組みの構築や意欲的な目標の合意を前提として、
我が国は、2020年に、温室効果ガスを1990年比で25パーセント削減する目標を掲げました。
大胆すぎる目標だという指摘や反対論が一部産業界から発せられていますが、
この変革は、必ず日本経済の体質を変え、新しい価値や需要を生み出し、
次代を拓く新たなビジネスチャンスの開拓につながる好機ととらえるべきと考えます。
まさに変化はチャンスです。
日本の誇る世界最高水準の環境技術を最大限に活用した「グリーン・イノベーション」
の推進や地球温暖化対策基本法を策定し、
環境・エネルギー関連規制の改革と新制度の導入を加速などによる「チャレンジ25」
の達成を目指すことで低炭素型社会の実現を図ることがモノ創りの基盤条件になっています。
これら大きく環境に向けての国を挙げた取り組みに加え、
人類史上 類を見ない急激な高齢化社会に突入しつつある我が国にとって 
“バリアフリー“や更に進めて“より多くの人々への配慮”
に基盤を置いたユニヴァーサルデザインの導入、展開は
我々が取り組むべき大きなテーマになっています。


続く…


(教員/植松豊行)

20101112

【コメント】

実は・・・



ブログで上林先生は、デザインタイドに出展していた!と
何度か告知しましたが。。


実は・・・


なんと、本学4回生のプロダクトデザインコースの大角君の作品も
一緒に展示されていました。

iida EXHIBITIONが、デザインタイドの企画として、東京ミッドタウンに
「iidaの新作」「ワークショップの作品」「iida AWARDから製品化された作品」を展示。

iida AWARD

iida 製品化事例

先日発表された「iida AWARDから製品化された作品」として、
本学プロダクトデザインコースの大角君の
携帯電話アクセサリーが展示されていたのです。

学生の段階で、数多くのデザイナーと肩を並べ!
改めて、すごいですね。


(事務局/木原)

20101109

【コメント】

デザインタイドで杉をつかう2【上林壮一郎】



(前回の続き)


杉という素材について語ると長いのですが、以下のような長短の特徴があります。

1.低温乾燥した杉:杉を殺す高温乾燥に代わる低温乾燥技術を使っていること。
2.精油分が豊富:それにより、体に良い精油分が豊富で香りの良い木材となっていること。
3.人肌:広葉樹に比べ温かくて肌触りが人肌に近い。
4.過剰植林:日本の山は放棄された杉の植林だらけで土砂崩れやクマなどの問題になっている。
5.光合成しない:杉の植林が手入れがされず、酸素を生産しない森となっている。

そこで私たちのコンセプトは「杉をつかう」です。

杉の人工林を減らし

広葉樹の森を増やす

そのために杉の魅力を引き出し杉をつかう

デザイナーがやるべきことは、政治家を動かしたり、経済の仕組みを変えたりすることではなく
まずは、デザインという技術を使って、対象物(今回の場合、杉)の魅力を引き出すことです。

そして、それを使ってもらうことです。
そのために、使ってもらうための仕組みまでも考え実験して実践していくことです。
デザイナーにとってはデザインすることよりむしろ後者の方が遥かに難しいです。

それに挑戦していきます。

プロダクトデザイン学科は、プロでも難しいそういうことにも挑戦できるように、
経済や人に伝える方法などさまざまなことを学べるようにカリキュラムを組んでいます。



(教員/上林壮一郎)

20101105

【コメント】

デザインタイドで杉をつかう【上林壮一郎】



タイドの会場にずっといるので、台風もその間に通過してしまいました。
ここ数年、デザインタイド(DESIGNTIDE TOKYO 2010)というイベントが、
デザインを考え、交流し、開拓する場として、
優良な出展者と鑑賞者および運営者によって急に大人っぽく成長してきたなと感じており、
昨年から参加したいと思っていました。

審査がありましたが、幸い通過し出展できました。

杉をテーマとしてむくの杉の椅子と、寝椅子をデザイン&制作し、
若井和典さんというテーブルをデザインしたデザイナーと一緒に出展しています。

もともと杉の家具は若井さんの誘いでこの6月に
東京の麻布十番ギャラリーで発表したのですが、
杉の良さをもっと理解したくて今回はさらに大きな寝椅子をデザインしました。

椅子


大人っぽい落ち着いた、しかし、人工的な会場には、
杉の香りとそのフォルムの存在感が異質な雰囲気を作っています。


会場

私たちの今回の展示には、デザインコンセプトのさらに背景に、
杉は人間より偉い、杉は人間を救うと杉を愛してやまない木材関係の方々の思想があります。


ちょっと長くなるので、続きは次回で…


(教員/上林壮一郎)

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